きくやちゃやあと。十返舎一九が文化12年(1815年)に著した『金草鞋 八編』(越後路)には、小杉宿についての記載がある。
この中で「小杉宿に菊屋という茶屋があって座敷も綺麗で見晴らしも良く、夏は至って涼しく、料理も良く街道筋でも評判であった」と記している。 『小杉町史(新・旧)』では、菊屋跡地を、旧北陸道に面した西土寺の門前付近と推定している。